ドットゼロの
商社業界のデザイン事例Design of Trading company
自社のサービスだけではなく
商社としての姿勢とビジョンを伝えることも重要となる
自社のサービスだけではなく
商社としての姿勢とビジョンを
伝えることも重要となる
商社業界は、他の業界よりも企業の信頼感が重視されます。これは、事業に対して銀行や投資家等が密接に関わっていることが要因です。では、信頼感を訴求するためにはどうすればいいのでしょうか。それは、企業の情報をブランディングに則って情報を整理し、正しくターゲットへ情報発信をすることです。
商社のような大規模なホームページでは、取り扱う情報が膨大になるため、高度な情報設計が求められます。会社情報ページや事業紹介ページに掲載する各情報のボリュームを会社の個性によって精査し、掲載する順位やボリュームで会社の特色を表現することができます。また、ターゲットユーザー層の幅が広いという特徴もあります。訪れたユーザーが知りたい情報に迷わずたどり着けるUIや導線、情報構造のサイト設計、つまり「回遊しやすさ」が重要です。
またデザイン面では、他の業界に比べると表現できる幅が限られることもあり、シンプルで手堅いデザインが多くなる傾向にあります。だからこそ、会社の根幹となる経営理念やビジョン、社外向けのメッセージには、企業の目指す方針や想いが込められており、表層のデザインよりも重要な要素であると言えます。
商社のホームページでは、大手企業と中小企業ではデザインのアプローチが異なります。大手企業は既に業界の枠を超えて名を知られていることも多く、知名度の高さから既に信頼感を得るというステップはクリアしていますので、多くは個人投資家に向けた特設ページやサステナビリティ、IRなどの情報ページに注力しています。これらのページは情報量も多く、文章主体になりがちなため、要所でイメージ画像やイラスト、グラフなどの補足要素を用い、見る側が快適に閲覧できる工夫を施すことも大切です。また年輩の方でも快適に見ることができるよう、読みやすいレイアウトや視認性のある文字の大きさを意識することも必須となります。
他方、中小企業の商社が信頼感を伝えるために重要なことは、会社の規模と歴史です。会社情報のページで、会社概要や沿革、組織図を掲載し、実績があることを訴求し冒頭に述べた企業の信頼へとつなげます。それ以外にも、検索エンジンによるSEOを紐付けた企業の周知によって信頼を得ることも戦略的に求められます。今や「企業名 ○○」という検索結果におけるサジェスト(予測変換)も重視される時代です。検索する側が企業の何を知りたがっているかでサイト設計を逆算することも、対応策のひとつです。
グローバルな展開が多い商社業界において、サイトの多言語対応は必須といっても過言ではありません。多言語版は、全てのページを英語や中国語などに置き換えることもありますが、会社概要や製品紹介、サステナビリティなどの重要なページだけをまとめたコンパクトなサイト設計にすることで、低コストでの実装も可能です。
また、ニュースリリースやトピックス、IR情報は他の業界に比べると更新する頻度が高いため、WordPressを導入し更新時の利便性を高めることも意識すべきです。私たちドットゼロは、商社のサイトやツールデザインにおいて、守るものは守り、その企業ならではの視点でモノゴトを新たに発信するお手伝いをしています。
必要な媒体の代表的なもの
- 安心感・信頼感を抱かせるホームページ
- 求職者に興味を抱かせるリクルートページ
- 投資家に向けの充実したコンテンツページ
- 自社の歴史やビジョンが掲載されたブランドブック
- 自社のサービス・活動を周知する展示会
デザインを構成する大切なポイント
- 企業の存在意義とビジョンの明確化
- 事業をわかりやすく伝達するための情報設計
- 企業の特色と想いを伝えるクリエイティブ
- 映像やイラスト表現で紐解く事業紹介
- グローバル化を見据えた多言語対応