ドットゼロの不動産業界のデザイン事例 | 東京都のデザイン制作・Web制作会社

不動産業界は、大きく「投資・売買」と「賃貸」のふたつのジャンルに分かれます。クリエイティブにおいても、それぞれのターゲット層により対応、施策が変わってきます。

まず「投資・売買」についてですが、購買単価が高額だからこそ、安心感や信頼感を与えるデザインが求められます。企業としてクリーンなイメージを伝えることも安心感を与える要素のひとつです。そのためにはホームページでスタッフやオーナーの顔を出し、メッセージやリアルな声を届けることも重要です。マンションや家屋という箱物でも売り手、買い手はあくまで人対人であり、売買において信頼関係は欠かせません。そしてこの業界だけでなく、ホームページのデザインではサイト訪問者が最初に目にするファーストビューのあり方が大切です。いかにも不動産らしいマンションの画像を前面に出すのではなく、「自身が投資をすることでどのような人生を送るのか」という、マンションという住む場所を経たライフスタイルをイメージさせ、直感的に安心感や期待感を覚えてもらえるファーストビューやトップページのデザイン制作を重要視しています。
また、不動産投資・売買が持つ「難しそう」というイメージをやわらげることも必要です。ホームページ上に「不動産投資とは」というページを制作し、投資が初めての方の理解を深めることも、次につながる重要なステップとなります。
一方、「賃貸」についてです。投資・売買とターゲット層は異なりますが、生活三大要素の衣食住のひとつ「住」に関わる大きな商品を扱っているというところは共通しています。対象地域によって利用者へのアプローチが異なるため、地域に根付いた情報や地域に対する理解をアピールすることで、信頼感を与えることができます。

不動産は全ての世代や年齢層に関わる業界ということもあり、ホームページをデザインするときにはより使いやすいUI設計が必要です。全てのターゲット層に少しでも気軽さや親しみを感じてもらうため、広告塔としてキャラクターを用いたアプローチも効果的です。また最近では、VRのバーチャル空間で部屋を内見できる仕組みもあり、利用者により安心感を与えられるようになってきています。
また採用面において、大手は企業規模も大きいため、数百人を超える多くの人が働いています。経営層のマインドが直接伝わりづらいからこそ、会社の方針やビジョン、人や社会への貢献などをスタッフに伝えるためのインナーブランディングも効果的です。

「投資・売買」と「賃貸」ふたつのジャンル両方に共通して重要なことは、いかに利用者に信頼感と安心感を与えることができるかです。不動産や投資という言葉に対して、あまり良いイメージを持たずに敬遠してしまう人も少なからずいます。そのように思ってしまう方々に対して、少しでも親しみを感じられるようなデザインが他業種よりも求められるのです。