ドットゼロの
エンターテインメント・レジャー業界のデザイン事例Design of Entertainment & Leisure
ファン心理に寄り添い 期待値を増幅させるクリエイティブ
ファン心理に寄り添い
期待値を増幅させるクリエイティブ
エンターテインメント業界には、表舞台に立つ人間だけでなく、裏方で支える人たちの活躍が欠かせません。ファンの心理としては、そういった裏舞台にも興味があることが多く、例えばステージを支えるスタッフの活躍など、音響や照明など舞台装置の機能を含めたメイキングをドキュメンタリー形式で見せることで、より一層ファンの興味を引くことができます。また、イベント時には限定のグッズも欠かせないものとなります。物という記念品として残しておきたいファンも多く、パンフレットやノベルティに需要があります。このように表舞台の裏では様々なクリエイティブやデザイン制作が存在しています。
また、エンターテインメントにおける開催告知は、「いつ」「どこで」を正確に伝える必要があり、その周知にはどの媒体を使うのかをターゲットによって的確に選定する必要があります。若年層向けならSNS広告、熟年層向けならテレビCMやチラシなど、地域や年齢層などを吟味する必要があります。もちろん開催地沿線での、駅貼りポスターや交通広告も有効です。いずれの告知にも、題目やキャッチコピーの他に、キャストや監督の人物名、会場名や開催期間など複数の項目で構成されるため、要素が多くなりがちです。そのためイベントの世界観を伝えつつも、紙面上での見せる優先順位を意識しデザインすることが重要です。
イベントは話題性が重要であり、SNSとの親和性が高いジャンルです。何か面白い仕掛けやインフルエンサーを用いた周知方法を導入することで、拡散を促し、より効果的に告知することができます。またイベントに関連するデザイン要素に、先に述べたノベルティやグッズの制作や動線を考慮
したブース設計などがあります。ノベルティ、グッズのデザインは、Tシャツやマグカップなど様々ですが、ターゲットによってグッズの種類を精査するためのアイデアも必要となります。
またイベント会場の空間において重要なことは、世界観の創出です。イベントの趣旨やアーティストの方向性を理解したうえで、適した表現手法で効果的なデザインを打ち出します。当然のことながら空間におけるデザインは、グッズなどとはスケールが異なります。イベントに参加する人の側に立ち、イベントを通じてどういった体験を経て感動が生み出されるのかを作り手として考えることが必要です。
次にエンターテインメント施設に触れておきます。エンタメやレジャー事業開発において、根底にあることは「人を楽しませたり、感動させること」です。デザインひとつがつくりだす演出によって、人の心をポジティブに動かすことができます。何にも干渉されないプライベートな時間だからこそ、お客様の視点に立ち、現実と隔絶したような体験をデザインで演出する必要があります。
また、レジャー施設においてのデザイン要素に、マスコットキャラクターがあります。アミューズメント施設には代名詞となるマスコットキャラクターがいることが多いです。世界観の創出に加え、広報としての役割や関連するグッズが展開できるなど、事業に多くのメリットをもたらしてくれます。ファン獲得にも一役買ってくれる、非常に有効なファンへのアプローチ方法です。
必要な媒体の代表的なもの
- イベントの魅力を瞬時に伝えるポスター
- コレクション要素の高いノベルティ&グッズ
- ファン心理に寄り添った会報誌やメイキングムービー
- 話題性を応用した広告やSNS
- 世界観の創出を助けるキャラクター
デザインを構成する大切なポイント
- イベントを成功に導く唯一無二のアイデア
- 動線と世界観を意識した空間デザイン
- アーティストの色や個性を表現したデザイン
- ファンにも支持されるデザインアプローチ
- 期待値を増幅させるクリエイティブ