ドットゼロの
商業施設業界のデザイン事例Design of Commercial facility
地域性とターゲットを見定めたデザインで集客促進を
地域性とターゲットを見定めたデザインで
集客促進を
商業施設のデザイン制作において重要なことは、ターゲットや地域性の把握です。年齢層や客層、施設がある土地や環境など様々な要素の違いによって、デザインアプローチも柔軟に調整する必要があります。
商業施設にデザインで携わる場合、大きく分けて「商業施設自体のデザイン」と「商業施設に入るブランドのデザイン」のふたつがあります。商業施設自体のデザインは、施設のロゴマークやチラシ、広告、サイン、フロアガイド、ホームページなどです。対して、商業施設に入るテナント(ブランド)のデザインは、施設やブランドのホームページ内での告知やブランドの店内ディスプレイやグラフィック、オープン前の仮囲い(工事中の壁面に施すデザイン)など様々です。
ひとつ目の商業施設自体をデザインするケースでは、オープン日時や場所、各テナントの情報を的確に掲示する必要があります。また、イラストやキャラクターなどで施設の世界観を創出したり、インパクトのあるビジュアルを用いることもあります。外観のロゴやサインをデザインする際には、見る人の距離や動線を意識し、スケール感や配置などを考慮しながらデザインすることが求められます。また商業施設の特徴として、立地が観光地か地方なのかでターゲットが異なります。とくに地方の場合は、その地域周辺の住民がターゲットとなることが多く、都市部にある商業施設とはデザインのアプローチも異なります。
ふたつ目の商業施設にテナントとしてブランドが入る場合、路面店にある独立店舗との性質の違いを知っておく必要があります。路面店はその店舗やブランドを求めての来客が多く、ブランド独自の世界観を創出することが効果的ですが、商業施設に入る場合は、お客様の目的は商業施設自体の利用であり、フロア内に競合ブランドが並ぶなか、立ち寄っていただく必要があります。そのために、時にブランドの個性を打ち消し大衆寄りのデザインや打ち出しが求められます。どちらの場合も、ブランドのオリジナリティを保ちつつ、デザインのバランスを図る必要があります。
また商業施設内の飲食店では、アパレルや雑貨、日用品のショップとは異なる戦略が必要です。店舗独自のこだわりを演出しながらも、ターゲットを考慮した金額やメニュー、さらには入店を促す店頭サインやディスプレイのあり方が重要となります。デザイン面でも売りとなる商品の打ち出し方など、販売計画に基づいたアプローチを必要とします。
さて、商業施設やテナントの様々な媒体での広告デザイン制作において、留意すべき重要なことがあります。それは施設に入るブランドの規定に則ることです。広告やテナントサイン、ホームページにおいても、複数ブランドが並列することが多く、ひとつのブランドが特出して見えない公平性も必要となれば、ECサイト内のバナーのように告知面積がブランドによって決まっている場合もあります。また、ロゴ規定やブランドマニュアルに則ったデザインに加え、それぞれのブランドの意図を汲み取ったうえで、定められたスペースでデザインをしなければいけません。
ドットゼロでは、そういった制限の中でも幅広いジャンルでのデザイン経験や知見を駆使し、商業施設・テナントともに訴求効果の高いデザインを提供しています。
必要な媒体の代表的なもの
- 各ブランド情報が整理されたホームページ
- 来店を促すチラシ・フライヤーやDM
- 店内の回遊性を高めるフロアガイド
- 地域性に即した交通広告
- 期待値を上げる仮囲い
デザインを構成する大切なポイント
- ターゲット層と地域性の分析
- 商業施設自体の世界観の創出
- 施設の顔となるキャラクターやアイコン
- 各ブランドのコンセプト理解と反映
- 規定に則りながらの効果的なデザイン