ドットゼロの
化学業界のデザイン事例Design of Chemistry
私たちの日常への貢献や これからの世界への使命を
クリエイティブの力で分かりやすく伝える
私たちの日常への貢献や
これからの世界への使命を
クリエイティブの力で分かりやすく伝える
様々な業界のなかでも、BtoB事業がメインの化学業界は、専門性の高さゆえに事業内容が一般に伝わりづらい側面があります。そのため、会社案内やコーポレートサイト、リクルートサイトなどには取り扱っている製品や取り組んでいる事業について明確に掲載することが求められます。また企業への信頼面において「企業理念」や「組織体制」、「拠点一覧」などの会社情報を充実させることも必要です。
化学に携わる企業は、私たちの日常に貢献し、未来を形作る存在でもあるため、企業が目指すビジョンや使命を万人に分かりやすいメッセージとして打ち出すことも重要です。
デザイン面においては、主に信頼性が伝わるクリーンなイメージで構成します。また化学業界は事業を伝える際、具体的な事例などの画像で伝えづらいという特徴があります。その際は、アイコンやピクトグラム、インフォグラフィックを効果的に用いることもありますし、画像素材をストックフォトで購入しイメージとして使用することもあります。いずれもどのように分かりやすく万人に伝えるかはデザイナーの手法に左右されます。
ただ注意すべきは、ストックフォトを多用した場合、どの企業も同じような画像を選定することが多く、ビジュアル面での差別化が難しいという側面があります。
ドットゼロでは、企業らしさの打ち出しや差別化のため、キャッチコピーやタグラインなどの「言葉での差別化」も図っています。画像などの視覚的なデザイン表現に限界がある場合、脳裏に残る言葉で印象付けをすることは有効な手段です。そのためには企業やブランドの本質を理解する必要があります。そこでは私たちは、ブランディングでの施策として、企業の幹部や社員の方とのワークショップを通じて、理念やビジョンを掘り下げてキーワードを捻出し、タグラインなどに昇華します。
また、BtoBが主となる業界においてBtoCでの情報発信はブランディング面で重要です。BtoBを前提とした業界内での訴求は売り上げ向上に直結することに対し、BtoCでの打ち出しは一般消費者の認知度向上につながります。たとえ事業内容を深く伝達できなくても、社名やタグライン周知での企業の価値や社会的貢献に携わっていることの訴えはブランド価値を向上させ、しいてはインナーブランディンにおいて社内のモチベーションアップにもなります。
BtoBとBtoC、それぞれの打ち出しは目的も異なるため、デザインアプローチは切り分けて考える必要があります。媒体を選択する段階から誰に向けて発信するコンテンツなのかを理解しておくことが大前提です。さらに信頼感を伝えるためにSDGsやCSRなどの環境貢献活動の取り組みに関する打ち出しがありますが、それらは今や企業として当然の流れとなってきています。
また既述のような説明しずらい事業をイラストなどを使った特集コンテンツで展開し、BtoC向けに分かりやすく伝えることもあります。イラストの他には「インフォグラフィックス(数字や図をグラフィックデザインで表現する手法)」や「アイコン」や「ピクトグラム」を用いた視覚的にも分かりやすいデザイン表現があります。
化学業界の中では検査機関も重要な役割を担っています。その名の通り、化学の力を利用して法律に定められる検査を行う機関で、食品や物質など分野によって分かれています。特徴として第三者機関であるために公平性、正確性をデザインで視覚的に伝える必要があります。
化学業界の採用面において、堅いイメージを持たれがちな業界だからこそ、リクルートサイトや採用案内パンフレットには興味を引くギミックやインパクトのあるメッセージが他社との差別化のためにも求められます。事業内容だけでなく企業のビジョンや将来性、先輩社員の声、キャリアアップなどについて具体的に載せることで、求職者の企業選定において心理的な障壁を取り除くこともできます。また未来の日本や世界を背負う企業として、キャラクターを用いたプロモーションで子供から若年層にも事業に興味を持ってもらうことも採用面においては有効となります。
必要な媒体の代表的なもの
- クリーンで信頼感が伝わるホームページ制作
- 製品と事業を明確に伝える会社案内
- 次代へのメッセージを込めたリクルートサイト
- 業界の枠に捉われない採用案内パンフレット
- ビジョンや使命の代弁者となるキャラクター
デザインを構成する大切なポイント
- 競合他社との差別化と戦略
- BtoBとBtoCの販促物の棲み分け
- サービスを万人に分かりやすく伝えるデザインの工夫
- “会社らしさ”が伝わるキャッチコピーやタグライン
- インナーブランディングにも繋がるビジョンとメッセージ