ドットゼロの
アニメ業界のデザイン事例Design of Anime industry
アニメ業界は、日本国内にとどまらず世界にも注目されている一大産業です。そのアニメの販売促進のための制作物は、ポスターやフライヤー、パンフレット、グッズ、店舗什器、ローンチトレーラーまで幅広く展開されます。販促ツールには、そのアニメの特性を理解した上で世界観を崩さずに周知することが求められます。また、グッズなど商品以外の販促ツールであってもコレクション目的で収集するファンがいることも考えておく必要があります。
それぞれの販促ツール・制作物に必要な要素について説明していきます。ポスターで注意すべきポイントは、アニメの世界観をしっかりと理解し、それに合ったデザインで表現することです。キャラクターや物語のテーマを表現するための構成、フォント、写真など支給された要素をいかに世界観を踏襲して組み立てるかが重要になります。また劇場のポスターの場合は、キャッチコピーと原画ビジュアルのバランスを考慮しなければなりません。大型サインなどの広告デザインは、遠くから見られるケースも想定する必要があるため、遠目に見てもインパクトを与えるデザインにすることが求められます。
フライヤー・パンフレットは、一般的なチラシとは異なり記念品としてコレクションされることも考慮する必要があり、ファンの心に刺さるデザインの工夫が必要です。製造コストが許す場合は、特殊加工などのリッチな表現も効果的です。
グッズ制作は、その作品の個性や魅力を引き出すアイデアが重要です。ファンに喜ばれるグッズ選定や、ノベルティとしての付加価値の見極めなど、デザインの前段階が重要となります。例えば、映画鑑賞の記念に購入されるような、その場でしか買えないケースでは、他にはないファン心理に刺さるプレミア感を打ち出す必要があります。
アニメの中でもヒットコンテンツは家電量販店やコンビニ、グッズストアなど様々な店舗で展開されることがあります。店内の什器においては、一目でどのアニメの売場か分かることが重要です。他のコンテンツに埋もれないために、什器やポスター、POPなどでそのアニメの世界観を表現することが求められます。目を引く仕掛けとして、キャラクターの等身大パネルなどを用い、集客することも効果的です。
ローンチトレーラーは、期待感の溢れる内容を短い尺の中で表現する必要があります。一方で、ネタバレにつながるような内容は含まないよう注意しなければなりません。また、映像だけでなくBGMやキャッチコピーも重要な構成要素です。
全ての販促ツールに共通することは、オリジナルのイメージを守りつつ世界観を演出するということです。その上で、ファンの目線に立った施策で的確に心を掴んでいきます。ドットゼロでは、原作らしさを大切にしながら、ファンの琴線に触れるデザインを作り出すことを大切にしています。
必要な媒体の代表的なもの
- 原作の魅力が伝わるデザインのポスター
- 収集したくなるフライヤー・パンフレット
- ファンを引きつける店舗什器
- グッズ販売を展開するECサイト
- 期待感を抱かせるローンチトレーラー
デザインを構成する大切なポイント
- アニメが持っている世界観の創出
- ファン層に対する的確な理解
- コレクター心をくすぐる仕掛けと工夫
- ファンの心に刺さるキャッチコピー
- コンテンツを引き立てるレタッチ・合成技術